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	<title>浅はか図鑑</title>
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	<description>珍奇ィ＆ファンキー＆さわやかテイスティ</description>
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		<title>月を盗んだ男-2話.月へ飛んだ男</title>
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		<pubDate>Mon, 23 Apr 2012 22:23:57 +0000</pubDate>
		<dc:creator>emit7c</dc:creator>
				<category><![CDATA[月を盗んだ男]]></category>

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		<description><![CDATA[邦彦は逃げに逃げていた。 邦彦には、事態のヤバさがよく分かっていた。 現場に残してしまった邦彦由来のガスは、地球上で最高品質のメタンガスなのだ。原発停止で電力危機の昨今である。そんな、超気持ちいい、最高に気持ちいい発電が [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>邦彦は逃げに逃げていた。</p>
<p>邦彦には、事態のヤバさがよく分かっていた。<br />
現場に残してしまった邦彦由来のガスは、地球上で最高品質のメタンガスなのだ。<span id="more-934"></span>原発停止で電力危機の昨今である。そんな、超気持ちいい、最高に気持ちいい発電ができる燃料の存在が見つかりなどしたら、電力会社率いる日本国政府が、血眼で邦彦を探し回るはずなのだ。</p>
<p>もうこの国にはいられない。<br />
海外に高飛びしようか。<br />
いや、このことがばれると、どの国も邦彦を自分の手にしようと追っ手を放つに違いない。</p>
<p>国内も海外もだめか・・・<br />
邦彦の股間を絶望感が駆け巡った。<br />
そして、タマキンが一瞬消えた。</p>
<p>邦彦は、仕方なくひとつの可能性に賭けることにし、ある場所へと向かった。</p>
<p>ある場所とは、種子島宇宙センターだった。<br />
道マニアの邦彦は、銚子から種子島までの道を熟知していた。そのお陰で、徒歩30分ほどで種子島に到着した。</p>
<p>ウォーキングによるほどよい有酸素運動により、邦彦は少し健康になった。<br />
しかし邦彦は、健康になった素振りなど微塵も見せず、種子島宇宙センターの入口にたどりついた。そして、入口の扉にかかっていた南京錠を掴み、針金を駆使してあっという間に解錠した。<br />
ベニヤ板1枚でできた扉を開けると、2m先にある発射場に、H3ロケットが立て掛けてあった。</p>
<p>邦彦は、ロケットの真ん中よりちょっと下辺りからぶら下がっていた導火線に、ライターで火を着けた。<br />
そして急いでロケットに乗り込んだ。</p>
<p>ロケットジャック成功だ。ちょろいもんだぜ。<br />
2m向こうの管制室は大慌ての様子だ。<br />
邦彦は、管制室向けのカメラに向かい、思いっきり悪い顔をした。</p>
<p>そして悪い顔を保ったまま、宇宙へと飛び立った。<br />
成層圏を15秒で通過し、2分ほどで月近くまで辿り着いた。</p>
<p>これで追っ手から逃れられた。<br />
しかし、邦彦は安堵することは出来なかった。<br />
発射してみて分かったのだが、管制室はロケットの一部だったのだ。<br />
邦彦の乗っているロケットのサイドカー的なポジションで、管制室がついてきた。</p>
<p>隙を見せれば管制室が襲ってくる。邦彦は、威嚇のために悪い顔を解除できなかった。</p>
<p>頬の辺りがピクピクしていた。<br />
もう・・・・限界だ・・・・</p>
<p>そんな邦彦の様子に感づいた管制室が、じわりじわりと詰め寄ってきた。</p>
<p>邦彦に、人生68年で最大のピンチが訪れようとしていた。</p>
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		<title>月を盗んだ男-1話.月を盗んでみた男</title>
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		<pubDate>Sun, 22 Apr 2012 22:00:30 +0000</pubDate>
		<dc:creator>emit7c</dc:creator>
				<category><![CDATA[月を盗んだ男]]></category>

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		<description><![CDATA[「っか～!こりゃぁやられた!」 銚子第18宇宙博物館職員の良子は、中指と薬指の関節を反らせ、鍛え上げられた手首のスナップを最大限に効かせ、額をペチッと叩きながら叫んだ。力の加減を間違えた良子は、その衝撃に泡を吹きながら、 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>「っか～!こりゃぁやられた!」<br />
銚子第18宇宙博物館職員の良子は、中指と薬指の関節を反らせ、鍛え上げられた手首のスナップを最大限に効かせ、額をペチッと叩きながら叫んだ。<span id="more-878"></span>力の加減を間違えた良子は、その衝撃に泡を吹きながら、地面に崩れ落ちた。</p>
<p>「おやおや?どうしましたか?」<br />
その様を見かけた清掃員の邦彦は、お得意のスマイルレススマイルで駆け寄った。</p>
<p>「おやおや?」<br />
清掃員邦彦は大変なことに気づいた。<br />
清掃歴15年、もはやこの施設の主とも言える邦彦が知る限り、良子の隣の位置には、ガラスのケースに入れられた月の石3個が展示されていたはずだった。<br />
しかしケースは割られ、月の石3個の内2個が無くなっていたのだ。</p>
<p>邦彦は、念のために右45度からの流し目で見た。<br />
やはりケースは割られ、月の石3個の内2個が無くなっていた。</p>
<p>正面と右45度という抜け目無いダブルチェックで確認した邦彦は、気付いた。<br />
自分の分が残っていることに。</p>
<p>無意識に最高の悪い顔を作っていた邦彦は、良子が気を失っていることもダブルチェックで確認し、トドメをさすためににぎりっ屁を2発ほど食らわした。<br />
良子が反応を見せないことを念入り確認すると、用心のために少し間を置いてもう1発食らわした。</p>
<p>そして残り1個の月の石をしっかりとポッケにしまい、ポッケのボタンを閉め、真ん中のチャックを開け、脱げかけていたトウシューズを履き直し、博物館を忍び足で抜け出した。</p>
<p>5km先の商店街まで忍び足でたどり着き、引き続き忍び足で商店街を歩いていると、街頭ラジオの博物館展示品泥棒のニュースが耳に入った。</p>
<p>ガラスを割って月の石1個を盗んだ犯人は、逃走中にコンビニで菓子パンを盗んでいたところを万引きGメンに逮捕されていた。<br />
はじめに発見し、便乗して1個を盗んだ館長は、息子に諭され、既に自首していた。<br />
現在、残り1個の行方を探して、現場に充満していたガスの成分分析が行われているとのことだった。</p>
<p>「おやおヤバイ!!!」<br />
事態を把握した邦彦は、忍び足を早めて街を後にした。</p>
]]></content:encoded>
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		<title>○カ政府を見た-2話.官邸年越しそば</title>
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		<pubDate>Mon, 02 Jan 2012 07:47:38 +0000</pubDate>
		<dc:creator>emit7c</dc:creator>
				<category><![CDATA[○カ政府を見た]]></category>

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		<description><![CDATA[石原悦子首相は、コタツに入り、大晦日定番のMHK紅白合戦に見入っていた。今年は猪木がプロデュースしたこともあり、紅白入り乱れてのくんずほぐれつの熱い試合となっていた。 「松下さん、まだ出来ないの？」 「はい、今お持ちしま [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>石原悦子首相は、コタツに入り、大晦日定番のMHK紅白合戦に見入っていた。今年は猪木がプロデュースしたこともあり、紅白入り乱れてのくんずほぐれつの熱い試合となっていた。<br />
<span id="more-792"></span><br />
「松下さん、まだ出来ないの？」<br />
「はい、今お持ちします。」<br />
松下菜々子は、官邸の台所で雑煮・七草粥入り年越しそばを作っていた。<br />
それは、年越しから三ヶ日までいっぺんに味わってしまおうという、首相とコタツにいる面々の煩悩を叶える、夢と炭水化物が溢れる料理だった。</p>
<p>官邸のコタツは、全大臣が入れるサイズの特注品だ。冬はコタツで閣議をやりたいという、石原悦子首相のたっての願いで、官邸機密費から捻出して作られた。</p>
<p>大晦日は守衛もSPも年末休暇をとっており、誰もいなくて寂しいので、このコタツに全大臣を招集していた。</p>
<p>「あっ！」<br />
テレビの正面側に座っている、財務大臣安住淳一郎が叫んだ。<br />
その声に反応し、コタツの中の全大臣がテレビの方を向いた。</p>
<p>「痛っ！」<br />
安住大臣は口を大きく開いたせいで、唇の端が割れた。</p>
<p>視線の先では、石井がKOされていた。<br />
それを見て、一部は舌打ちし、一部は不敵な笑みを浮かべた。</p>
<p>コタツの上で諭吉が飛び交った。<br />
そして各大臣は、財布から次の試合用の諭吉が取り出し、コタツの上に置いた。<br />
この諭吉のやり取りは、石原悦子内閣の間で「お年玉」と呼ばれ、年末恒例のイベントとなっていた。</p>
<p>石原政権は、就任3ヶ月にして支持率5%という状態になったが、首相の108を超える圧倒的な煩悩を前に、野党も国民もなす術がなく、実力者小沢永吉への枕工作の甲斐もあり、4年も続く長期政権となっていた。<br />
なので、お年玉も今年で4回目だ。</p>
<p>「出来ました。」<br />
松下菜々子は、全大臣分の雑煮・七草粥入り年越しそばをコタツの上に並べた。</p>
<p>コタツの上は、煩悩を叶える年越しそばと諭吉でいっぱいになった。<br />
外からは除夜の鐘が鳴りだした。</p>
<p>「ちょっと食前酒を」<br />
国土交通大臣前原誠一郎は、鐘の音を打ち消す勢いで、慣れた手付きでワンカップをパカッと開け、グビッグビッと飲み干した。<br />
そして飲み干すや否や、物凄い勢いでゲフッと咆哮を上げた。</p>
<p>その咆哮に全大臣が本能を刺激され、我先にとワンカップをパカッ、パカッと開け、口の横から思いっきりこぼしながら、勢いよく飲みだした。</p>
<p>「痛っ！」<br />
口の横からこぼれる日本酒が、割れた唇にしみたせいで安住大臣は叫んだ。</p>
<p>紅白合戦が終わり、MHKニュースが始まった。<br />
ニュースでは、オリンポス損失隠しのニュースをやっていた。</p>
<p>「これだ・・・」<br />
首相は、日本の1000兆円にも達しようとしている借金問題を一気に解決する策を思いついた。</p>
<p>つづく</p>
]]></content:encoded>
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		<title>○カ政府を見た-1話.キム・ジョニーロの死</title>
		<link>http://asahaka.com/s/782</link>
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		<pubDate>Fri, 23 Dec 2011 01:01:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator>emit7c</dc:creator>
				<category><![CDATA[○カ政府を見た]]></category>

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		<description><![CDATA[石原悦子。日本国首相。その風貌から「ドジョウ型宇宙人」、性格から「イラ菅」など、様々な名前で呼ばれている。 石原悦子首相は、鶯谷プリンスホテルでいつものように朝食を食していた。 「松下さん、ちょっと料理長呼んで来てちょう [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>石原悦子。日本国首相。その風貌から「ドジョウ型宇宙人」、性格から「イラ菅」など、様々な名前で呼ばれている。</p>
<p>石原悦子首相は、鶯谷プリンスホテルでいつものように朝食を食していた。<br />
<span id="more-782"></span><br />
「松下さん、ちょっと料理長呼んで来てちょうだい。」<br />
「はい。」<br />
松下菜々子。家政婦として雇われ、国際会議の中にまで同席して、首相の身の回りの世話をしている。</p>
<p>松下菜々子は、ホテル料理長の尻をムチで叩き、調理室から首相の前に連れ出した。</p>
<p>料理長を見るなり、石原悦子首相はツバやパンなどを飛ばしながら怒号を発した。<br />
「ちょっと！この紅茶！全然ブランデーが入ってないじゃないの！」</p>
<p>「ちゃんと入れてますが・・・」<br />
国会で鍛え上げられた気迫がこもった怒号の前に、料理長は震える声で辛うじて声を発した。</p>
<p>「朝は体を温めないとだめなの！もっとこう、胸がカーッときて、こうクーッ！て言っちゃうくらいの、熱燗みたいなのを入れてちょうだい！」</p>
<p>首相は、松下菜々子に目で合図した。<br />
松下菜々子は、料理長の尻をムチで叩き、また調理室へ連行した。</p>
<p>イラ菅っぷりを一通り発揮した石原悦子首相は、ユッケをカリカリに焼いたパンにのせ、食べ始めた。</p>
<p>その時、入口付近にいるSPが騒ぎ出した。</p>
<p>「何の騒ぎ？松下さん。ちょっと見て来てちょうだい。」<br />
「はい。」<br />
松下菜々子は入口に向かった。</p>
<p>すると、見慣れないSPと、入口付近をガードするSPが揉めていた。<br />
「内閣官房情報調査室の今泉成室長が首相とお会いになるのだ！通せ！」<br />
「その組織、私は知らないし、警視庁からの連絡も受けてない。通すわけにはいかない！」<br />
「緊急事態なんだ！」</p>
<p>しばらく口論していると、痺れを切らして、今泉成室長が入口に向かってきた。</p>
<p>「もうここでいい。」<br />
SPに向かってそう言った今泉成室長は、柱の影からこちらの様子を見る首相に向かい、叫んだ。<br />
「首相！CIAから北朝鮮が昼から特別放送をやるって情報が入りました！何か凄いことが起きそうですよ！これは見逃せないんで、ぜひ見にきて下さい！絶対ですよ！」</p>
<p>用事を済ませた今泉成室長は、黒塗りの車に戻った。<br />
そして1人のSPに対し、コンビニにパンとコーヒーを、もう1人のSPに対し、自販機にタバコを買いに行くようにとの指示を出した。<br />
近くのコンビニにはタバコは売っていない事を、内閣官房情報調査室の情報で知っていた今泉成室長でしか出来ない、適確な指示だった。</p>
<p>「ったく、首相のケータイも、首相官邸の電話も、俺からの着信拒否ってるから直に会いに行くしかないんだよなぁ。」<br />
今泉成室長は、吸いかけで揉み消したシケモクにもう一度火を付け、吸い出した。<br />
ひと吸いしたところで、ホテルマンがやってきた。<br />
「すみません、ここ、車停めないでもらえますか？」<br />
「あ、はい。あれ？運転手も一緒にコンビニ行っちゃったの？しょうがねぇなぁ。」<br />
今泉成室長は、運転席に乗り込み、自分で運転して内閣官房の施設へと向かった。</p>
<p>朝食を食べ終えた石原悦子首相は、警視総監との面会に向かった。</p>
<p>木場敏郎警視総監は、毎日やってくる石原首相にウンザリしていた。言われることも分かっているのだ。</p>
<p>「ちょっと、いつになったらイケメンSPに替えてくれるの？加納姉妹に負けない、グッドルッキングガイを用意してって言ってるでしょ！」<br />
「ちゃんと任務をこなせて、しかもイケメンなんて、そんなにいませんよ。」<br />
「さっき見たわよ。内閣官房情報調査室のSP、結構イケメンじょないの。あの人頂戴。」<br />
「それは無理です」</p>
<p>その頃、北朝鮮では、キム・ジョニーロ死去の特別放送が流れていた。</p>
<p>- 続く -</p>
]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>サンタ達の夏-９章.絶望の小麦色</title>
		<link>http://asahaka.com/s/726</link>
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		<pubDate>Sun, 11 Dec 2011 05:12:12 +0000</pubDate>
		<dc:creator>emit7c</dc:creator>
				<category><![CDATA[サンタ達の夏]]></category>

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		<description><![CDATA[セルシオ4台に追突された、サンタ組合の対セコム特殊部隊に所属するアルソックス達は、吹っ飛び、壁に叩きつけられ、地面に落ちたところでセルシオ4台に轢かれた。 そのせいか、チクッとした痛みを感じた。 また、アルソーニは、二週 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>セルシオ4台に追突された、サンタ組合の対セコム特殊部隊に所属するアルソックス達は、吹っ飛び、壁に叩きつけられ、地面に落ちたところでセルシオ4台に轢かれた。</p>
<p>そのせいか、チクッとした痛みを感じた。<br />
また、アルソーニは、二週間掻かずに我慢した、湿疹がある手の甲の上をセルシオ4台のタイヤが擦って行ったため、快感が脳内を駆け抜けた。<br />
<span id="more-726"></span><br />
ツバを付けとけば治るかもしれない。<br />
そういう思いもよぎったが、段々と意識が薄れて来たため、救急車を呼ぶことにした。</p>
<p>だが、来た救急車には、赤と白の比率の問題で、乗ることができなかった。<br />
サンタブランドは、赤と白の比率が7：3と厳密に決まっている。<br />
救急車は白が多すぎて、ブランドイメージを壊すので、乗ることが認められないのだ。</p>
<p>結局、怪我だらけの体を引きずりながら、コカコーラ社からロゴ入りの軽トラを盗み出し、それに乗って病院を探した。</p>
<p>人数分のベッドがあって、かつサンタブランドの色使いの病院。<br />
いくら探しても、そのような病院は見つからなかった。<br />
病院は見つからなかったが、コカコーラ社近くにあるラブホテル「サンタフェ」がその条件をみたした。<br />
アルソックス達は、迷わずラブホテル「サンタフェ」に入院した。<br />
置いてあるいくつかのコスプレ衣装の中に、サンタの衣装もあったので、退院時も安心だった。</p>
<p>楽しみにしていた組合の慰安旅行には参加できなかった。来年2月まで入院とのこと。<br />
対セコム特殊部隊全員が入院してしまってるため、今年のクリスマスはセコムしている家庭にはサンタは行けない。</p>
<p>それだけではない。その他サンタ組合員も慰安旅行中にワイハで爆死したため、今年は世界中のどの家庭にもサンタが行けないのだ。</p>
<p>2011年12月25日朝、世界中の子供達が絶望の底に突き落とされることとなる。</p>
<p>-完-</p>
<p><a href="http://asahaka.com/wp-content/uploads/20111211-141152.jpg"><img src="http://asahaka.com/wp-content/uploads/20111211-141152.jpg" alt="20111211-141152.jpg" class="alignnone size-full" /></a></p>
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		</item>
		<item>
		<title>サンタ達の夏-８章.油揚げは小麦色</title>
		<link>http://asahaka.com/s/539</link>
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		<pubDate>Wed, 15 Jun 2011 21:17:15 +0000</pubDate>
		<dc:creator>emit7c</dc:creator>
				<category><![CDATA[サンタ達の夏]]></category>

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		<description><![CDATA[気がつくとアルソックス達は、鍋の中にいた。 意識が朦朧とし、視界がぼやける中、ザクッザクッと何かを切る音を聞いた。 「あっはぁぁぁん!気になる、気になるぅぅぅぅ!!」 アルソックス達、そしてアルソックスのそっくりさん達は [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>気がつくとアルソックス達は、鍋の中にいた。</p>
<p>意識が朦朧とし、視界がぼやける中、ザクッザクッと何かを切る音を聞いた。</p>
<p>「あっはぁぁぁん!気になる、気になるぅぅぅぅ!!」<br />
<span id="more-539"></span><br />
アルソックス達、そしてアルソックスのそっくりさん達は、そう思った。</p>
<p>次第に視界がはっきりし、音の主が見えてきた。<br />
そこには、ものすごい形相でまな板の上の油揚げを見つめる男がいた。</p>
<p>アルソッタはその男を知っていた。<br />
野獣系ネットアイドルdaisuke。<br />
一部のケモノマニアから熱狂的な支持を得ている男だ。</p>
<p>「だめだこれでは。右から3番目の幅が他より2mm狭い。そして4番目も2mm狭い。いや、端から端まですべてが他より2mm狭い。またやり直しだ。」<br />
daisukeはそういい、油揚げで一杯になったポリバケツの中に、まな板の上のそれを投げ込んだ。</p>
<p>daisukeは新たな油揚げの袋を開け、買ったばかりの刺身包丁を近づけた。<br />
しばらく包丁を入れる場所を探り、最適の場所を見定めた。<br />
daisukeは、集中力を限界まで高め、目を見開いた。<br />
そして、一気に切ろうと、買ったばかりの刺身包丁の包装をひん剥いた。</p>
<p>だが、柄の部分が引っ掛かり、何度引っ張ってもうまく取れなかった。</p>
<p>アルソックスはその様を眺めながら、鍋の中に何度も何度も放尿をした。</p>
<p>しばらくすると、ガスコンロの火にかかった鍋からお湯が吹き出した。</p>
<p>「タイムリミットだ・・・」<br />
daisukeは油揚げを諦め、コンロのとは別の鍋から、水で戻していたふえるワカメを掴んだ。</p>
<p>ふえるワカメは、絡み付いたアルソックス達の重みで持ち上がらなかった。<br />
鍋に入るまでのアルソックス達は、乾燥していたため、軽々と持ち運ぶことができた。<br />
だが、鍋に入るや否や、アウトプット能力は無いものの、ものすごいインプット能力を備えた高性能の頭皮の毛根から、必要以上に鍋の水を吸収し、E=mc2の公式通りにどんどん体重を増やしたのだ。</p>
<p>鍋から出すことができない事を悟ったdaisukeは、ちょっとづつ入れるために、ワカメとアルソックス達をざく切りにしようと考えた。<br />
daisukeは、買ったばかりの刺身包丁を手に取り、その包装を剥がしにかかった。<br />
だが、どうしても柄の部分が引っ掛かって取れなかった。</p>
<p>その間にも鍋のお湯はどんどんと蒸発していた。</p>
<p>「だめだ」<br />
daisukeは刺身包丁もあきらめ、引き出しからバターナイフを取りだし、ワカメとアルソックス達をざく切りにしようと、切りかかった。</p>
<p>その時、庭のほうから、ドスの効いた声でキャピキャピ騒ぐ音が聞こえた。</p>
<p>daisukeとアルソックス達は、流し目で声の方を見た。</p>
<p>そこには、サイドミラーを羽ばたかせ、優雅に空中を旋回する、セルシオ4台の姿があった。</p>
<p>「セルシオ4台!」<br />
アルソックス達は声を揃えてそう思った。</p>
<p>お隣の家のヘルシオが、旋回するセルシオ群れに、仲間と間違えて合流した。</p>
<p>しばらく旋回を堪能したセルシオ4台とヘルシオは、アルソックス達のピンチに気づき、救出のために突っ込んできた。</p>
<p>「ちょっと速すぎる。」<br />
そう思ったセルシオ4台は、お互いのブレーキを踏んだ。</p>
<p>おかしい。止まらない。<br />
セルシオ4台はそう思った。<br />
セルシオ4台は、タイヤが止まっても空中では止まれないことをまだ知らなかったのだ。</p>
<p>セルシオ4台は、そのままものすごい速さで窓を突き破り、daisukeとアルソックス達に突撃した。</p>
<p>daisukeの白いスーツが血に染まった。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>サンタ達の夏-７章.怒髪の小麦色</title>
		<link>http://asahaka.com/s/529</link>
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		<pubDate>Wed, 01 Jun 2011 11:26:50 +0000</pubDate>
		<dc:creator>emit7c</dc:creator>
				<category><![CDATA[サンタ達の夏]]></category>

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		<description><![CDATA[アルソックス達と、そして4台のセルシオは、じりじりと岩場の奥に追い詰められていった。 しばらくすると、残りの対セコム部隊が到着した。 彼らは坂川急便達を物ともせず、あっという間に後ろからごぼう抜きした。 そしてアルソック [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>アルソックス達と、そして4台のセルシオは、じりじりと岩場の奥に追い詰められていった。</p>
<p>しばらくすると、残りの対セコム部隊が到着した。<br />
彼らは坂川急便達を物ともせず、あっという間に後ろからごぼう抜きした。<br />
そしてアルソックス達と共に、じりじりと岩場の奥に追い詰められていった。<br />
<span id="more-529"></span><br />
引き下がっていくうちに、脛のちぢれ毛や巻きヅメの隙間にワカメが絡み付き、段々と身動きが取れなくなっていった。</p>
<p>絡み付いたワカメを必死に振りほどこうともがいているうちに、アルソッタは気づいた。<br />
ワカメが絡み付いて動けないと。<br />
そして、口内炎を刺激しないように口をすぼめながら叫んだ。<br />
「ワカメ酒が絡み酒で烏骨鶏night fever!!!」</p>
<p>「オーライ!」<br />
近所に住むDJアルファックは、すぐさま烏骨鶏night feverを演出する選曲を自慢のレコードコレクションからチョイスした。<br />
ちょっとした手違いで田原俊彦の「ハッとしてgood」がかかった。</p>
<p>アルソックスは俄然盛り上がった。</p>
<p>サビに近づく度にスクラッチをしてAメロに戻すという、DJアルファックお得意の狡猾な嫌がらせが、アルソックスの生き残っている数少ない毛根が奮起させた。そして、辛うじて怒髪天をついた。</p>
<p>その様子とは関係なく、坂川急便達は海風の水分でシナシナになったハリセンで襲いかかってきた。</p>
<p>ペシッペシッとハリセンのビートが爽快に響き渡り、このウコッケイnightがトシちゃんを中心に最高の盛り上がりに達した。<br />
全員がそれぞれの役割を果たしながら、最高の夜を味わっているその時、遠くから地鳴りのような雄叫びが聴こえた。</p>
<p>トゥーールルルルルルル!!<br />
トゥールルルルルルルル!!</p>
<p>坂川急便の老若男女は、どこからか暴走してきた運送トラックに急いで飛びハコ乗りになり、ハリセンを振り回しながら雄叫びの方向に走り去っていった。</p>
<p>一気にその場は静まりかえり、トシちゃんの歌声だけが響きわたっていた。<br />
その様子を遠くから伺っていたセコム達が、ライオンの食べ残しを漁るハイエナのようにやって来た。</p>
<p>セコム達は、身動きがとれないアルソックス達、セルシオ4台、DJアルファック、そしてワカメを、手垢で真っ黒になるほど使い込んだセコム標準装備の警棒風スリコギで、ボコボコ叩きまくった。</p>
<p>アルソックス達は、２０１１年に発売されたトシちゃんの新曲「さよならloneliness」響きわたる中、段々と記憶が薄れていった。<br />
<center><a href="http://click.linksynergy.com/fs-bin/click?id=PIfaAqZiXAg&#038;subid=&#038;offerid=94348.1&#038;type=10&#038;tmpid=5572&#038;RD_PARM1=http%3A%2F%2Fitunes.apple.com%2Fjp%2Falbum%2Fid427951533" target="_blank"><img src="http://asahaka.com/wp-content/uploads/mzi.wuejrgbz.170x170-75.jpg" alt="" title="mzi.wuejrgbz.170x170-75" width="170" height="170" class="size-full wp-image-530" /><br />トシちゃんの「さよならloneliness」をiTunesで試聴</a></center></p>
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		<title>サンタ達の夏-６章.晩酌小麦色</title>
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		<pubDate>Wed, 25 May 2011 21:52:05 +0000</pubDate>
		<dc:creator>emit7c</dc:creator>
				<category><![CDATA[サンタ達の夏]]></category>

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		<description><![CDATA[なぜ対セコム特殊部隊は、慰安旅行に参加できなくなったのか。 それは、去年のクリスマスでの海岸沿いにあるセコムしてる家庭へのミッションが原因だった。 その日彼らは、各自夕飯と晩酌を済ませて20:00現地集合する予定だった。 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>なぜ対セコム特殊部隊は、慰安旅行に参加できなくなったのか。</p>
<p>それは、去年のクリスマスでの海岸沿いにあるセコムしてる家庭へのミッションが原因だった。<br />
<span id="more-526"></span><br />
その日彼らは、各自夕飯と晩酌を済ませて20:00現地集合する予定だった。<br />
だが、前線組のアルソックスは、面白いテレビ番組がやってなかったこともあり、早めに家を出て18:00頃到着してしまった。<br />
仕方なく黒いセルシオを路駐させ、田原俊彦の『ハッ!としてgood』を思いっきり低音ブーストさせて爆音で聴いた。<br />
しばらくすると曲が終わり『抱きしめてTONIGHT』が流れてきた。</p>
<p>アルソックスは何よりもこの曲だ大好きだ。<br />
このミッションが終わったら、祖国グリーンランドの首都中心部にトシちゃんの銅像を建てる。<br />
流れてる曲に合わせて思いっきり歌い上げながら、そう思った。</p>
<p>すると、ミッション先の玄関に坂川急便のお兄さんが大きな荷物を持って入っていった。<br />
勘が鋭いアルソックスは、坂川急便がサンタより先にクリスマスプレゼントを渡し、サンタのお株を奪おうとしていることに気づいた。<br />
坂川急便に職を奪われる。<br />
危機感を覚えたアルソックスは、トシちゃんの映像で覚えたムーンウォークを駆使して、チーターのようなスピードで坂川急便のお兄さんに襲いかかった。</p>
<p>だが、アルソックスはパパからもらったクリスマスプレゼントの上履きを履いてきたため、靴擦れを起こし、あと少しの所でかかとの皮がズル剥けになり、膝から崩れ落ちた。</p>
<p>それを見た坂川急便のお兄さんは、あまりの興奮に1秒5ステップのペースでカズダンスを踊った。</p>
<p>丁度その時、後方組のアルソッタ、アリソック、アルリックがそれぞれ黒いセルシオで到着した。</p>
<p>アルソックスがヤバイ。<br />
そう思った3人は、坂川急便のお兄さんをM16で狙撃した。</p>
<p>坂川急便のお兄さんは、ステップをし続けながら、仲間へ危険をしたせる雄叫びをあげた。</p>
<p>トゥーーールルルルルルルルルル!<br />
トゥーーーーールルルルルルルル!</p>
<p>宅配トラックがあちこちから現れ、坂川急便のお父さん、叔父さん、叔母さん、義理のお父さん、お祖父さん、義理のお祖父さん、息子、孫、義理の孫がアルソックス達を囲んだ。</p>
<p>アルソックス達と黒いセルシオ4台は、ジリジリと海岸の岩場に追いやられた</p>
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		<title>サンタ達の夏-５章.もうひとつの小麦色</title>
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		<pubDate>Sun, 22 May 2011 02:27:57 +0000</pubDate>
		<dc:creator>emit7c</dc:creator>
				<category><![CDATA[サンタ達の夏]]></category>

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		<description><![CDATA[集合したハローワークの通路が狭かったので、カルロス・ビョーンを含め、総勢23人のサモア系サンタ達は、すし詰め状態で縦1列に並んだ。 そして、そのまま先頭から順にハローワークを出て、慰安旅行に出発した。 ちょっとでも足の動 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>集合したハローワークの通路が狭かったので、カルロス・ビョーンを含め、総勢23人のサモア系サンタ達は、すし詰め状態で縦1列に並んだ。<br />
そして、そのまま先頭から順にハローワークを出て、慰安旅行に出発した。<br />
<span id="more-467"></span><br />
ちょっとでも足の動きがずれると、前後の人に当たってしまう。<br />
曲がっても止まっても、ぶつかってしまう。</p>
<p>周りに迷惑をかけては行けない。<br />
そう子供の頃から親に教えられてきたサンタ達は、足が当たらないように、足の動きを合わせて真っ直ぐに歩き続けた。</p>
<p>3分ほど歩くと、砂浜にたどり着いた。<br />
サンタ達はもうどうにもできず、まっすぐに海の中へと消えていった。</p>
<p>ここにサンタ達は滅亡した。</p>
<p>だが、滅亡したのは、一般的に知られているサンタだ。<br />
サンタ組織には、あまり知られていない、対セコム特殊部隊というものが存在している。</p>
<p>この部隊は、監視カメラやセコムが入っているような、並のサンタでは侵入できない家庭に、プレゼントを届けるために作られた組織だ。</p>
<p>彼らは、事を隠密に進める。<br />
常に10人単位の組織で行動する。<br />
黒い全身タイツを着て闇に隠れながら、黒いセルシオに乗ってやって来る。</p>
<p>後方組は、デューク東郷も愛用しているM16にサイレンサーを着け、セコム職員や監視カメラ、そしてミッションの邪魔となる一般人を狙撃する役割を担う。</p>
<p>前線組は、セコムの増援を防ぐため、まずプレゼントを届ける家庭の電話回線やケーブルテレビなどの通信網を破壊する。<br />
一応、電気・ガス・水道のライフラインも破壊して孤立させる。<br />
もし番犬がいた場合は、鍛え上げられた瞬発力を駆使して、吠えられるより早くジャーキーを与えててなづける。<br />
そしてプラスチック爆弾で鍵と壁を破壊して侵入し、駆けつけた親を麻酔銃で狙撃。<br />
その後、子供の部屋まで急いで突入し、子供が起きていたら射殺。<br />
寝ていたらプレゼントのタムチンキパウダースプレーとサンタ募集のビラを置いて脱出。<br />
すぐにマフラーを外したセルシオに乗り込み、ヴィッツやマーチで追ってくるセコムを振り切る。</p>
<p>まさに、サンタの先鋭部隊なのだ。</p>
<p>彼らは日頃から厳しい訓練を行っているため、並みのサンタよりも慰安旅行を楽しみにしていた。</p>
<p>だが、昨年のクリスマスに、海岸の岸壁沿いにあるセコムしてる家へのミッションで、参加できなくなる事態が発生してしまったのだ。</p>
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		<title>サンタ達の夏-４章.新入りの小麦色</title>
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		<pubDate>Tue, 22 Feb 2011 15:57:35 +0000</pubDate>
		<dc:creator>emit7c</dc:creator>
				<category><![CDATA[サンタ達の夏]]></category>

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		<description><![CDATA[残されたサンタは、沖の鳥島地区担当サンダム、南極地区担当サンターサンタギー、配属未定サンターライガーの3人だった。 3人は、あまりの事態にしゃっくりが止まらなくなった。 サンダムのしゃっくりを止めないと。 その一心で、サ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>残されたサンタは、沖の鳥島地区担当サンダム、南極地区担当サンターサンタギー、配属未定サンターライガーの3人だった。</p>
<p>3人は、あまりの事態にしゃっくりが止まらなくなった。<br />
<span id="more-448"></span><br />
サンダムのしゃっくりを止めないと。<br />
その一心で、サンターサンタギーはサンダムの後ろに回り込み、MIZUNOの金属バットを振り上げた。</p>
<p>たまたま視野が360度あったサンダムには、その様子が丸見えだった。<br />
初めて見る金属バット。<br />
サンダムは、秋刀魚のように鈍く銀色に輝くその物体に興味を示した。<br />
そして、360度に曲がる関節を駆使し、振り向きもせずに金属バットに掴みかかった。</p>
<p>もみ合うサンダムを見て、サンダーライガーは持参のアイスクーラーの中から冷凍サーモン尻尾を取り、振り上げた。<br />
そしてそれを振り下ろした。</p>
<p>遠心力などの力を受け取った冷凍サーモンは、自らもつ重みをフルに活かし、スピードを上げ、背びれで空気を切り裂き、目を見開き、雄叫びをあげながらサンダムに襲いかかった。</p>
<p>サンダムは、眉の上辺りにある変な穴から、バルカン砲をピュッピュピュッピュと発射し応戦した。</p>
<p>なかなか飛距離が延びず、命中しなかったため、何度も何度も頭を前に振りながら発射した。<br />
その結果、首の骨を疲労骨折し、息を引き取った。</p>
<p>戦いに集中しているうちに2人のしゃっくりが止まった。<br />
そして、あらためてこの惨状を何とかしないといけないと思い、走り出した。</p>
<p>サンタはほとんど足を使うことがない。<br />
一人前のサンタは、コンビニどころかトイレへ行くときでさえトナカイを足代わりに使うものだ。<br />
そのため、サンタという生き物は極度の運動不足だ。<br />
2人も30mほどで汗だくになり、脱水症状を起こした。</p>
<p>見るに見かねたバスの運転手は、2人に向かって、<br />
「オレのバスに乗るんだ」<br />
と言った。</p>
<p>サンタ達は、何度も足をもつれさせながら、燃え上がるバスに向かって進んだ。</p>
<p>乗り込むのを見た運転手は、アクセルをベタ踏みした。<br />
何かを轢いたみたいだが確認している時間は無い。<br />
運転手は急いでバスを走らせた。</p>
<p>しばらくするとハローワークに到着した。<br />
乗っていたサンターサンタギーはバスを降りた。</p>
<p>そこで、サンタ22人とカルロスビョーン募集の手続きをした。</p>
<p>サンターサンタギーは燃え上がるバスに戻った。<br />
乗り込むのを見た運転手と共に、バスは大爆発した。</p>
<p>半径100m近辺に、サーモンの破片が雨のように降り注いだ。</p>
<p>翌日、浅黒い肌のサモア系サンタ22人と、浅黒い肌のサモア系カルロスビョーンが集まった。</p>
<p>22人となったサンタ達は、再び慰安旅行を再開した。</p>
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